<安田記念:1週前追い切り>

昨年のNHKマイルC覇者シュネルマイスター(牡4、手塚)は、美浦ウッドで目黒記念出走予定のアサマノイタズラ(古馬オープン)を追走して馬なりのまま併入。昨年3着惜敗から1年をへて、よりマイラー志向の強い馬へ進化した。

2馬身追走の形で始まった1週前追い。道中でシュネルマイスターはアサマノイタズラにさらにリードを広げられた。4角時点では約6馬身のビハインド。相手は今週の重賞出走予定馬だ。仕上がり良好のパートナーの内を回って差を詰める。残り1ハロンほどで並び、併入した。6ハロン84秒8-11秒5。1週前の時点では上々といえる走りだった。

ドバイターフ8着以来となる実戦。ルメール騎手は「ちょっと太いけど、いい反応。体をあまり使わないけど、加速してくれた。まだ来週もあるし、良くなると思う」とまだまだ上積みを見込む。3歳時の昨年に当レース3着、マイルCS2着と1600メートルで世代屈指の実力を見せてきた。「体も大きくなって、前回も掛かっていたし千六がベストだと思う」。鞍上にはマイルでの復権の道筋がはっきりと見えている。

手塚師も主戦の意見に呼応する。師は「体が筋肉質になっていますね。ルメール騎手の感触的にもマイラー色が強くなっている、と。千六替わりで東京なら崩れない。挽回したいですね」と巻き返しに意欲を見せた。今年は昨年の1、2着馬不在。得意距離でG1・2勝目を狙う。

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