<レッドシーターフHC>◇26日=キングアブドゥルアジーズ◇G3◇芝3000メートル◇出走14頭
絶好調のルメール騎手が乗ったステイフーリッシュ(牡7、矢作)が楽々と逃げ切った。外めの枠から自然とハナへ。道中でしっかりと息が入り、4角でも鞍上の手はほとんど動かない。直線半ばで仕掛けられると、あとは後続を引き離すだけ。2着ソニーボーイリストンに4馬身4分の1差をつけ、まったく影を踏ませない逃走劇となった。勝ちタイム3分6秒08。
これで日本勢は3連勝。そのすべての手綱を取っているルメール騎手は「昨日の朝の調教がすごく良かった。距離も合うと思っていた。快適に競馬ができてスタミナを生かせました」と話した。
同馬は18年京都新聞杯以来、実に3年9カ月ぶりの勝利。矢作師は「ワンペースの馬なのでヨーロッパの馬相手の3000メートルはいいと思っていました。やりたい競馬がやっとできました。ステイゴールド(産駒)なので気性面は注意しましたが、香港の経験も生きていい感じで臨めました」と会心の勝利を振り返った。