<追い斬り激論:シルクロードS>

22年も牝馬の時代? 今年最初のスプリント重賞シルクロードS(G3、芝1200メートル、30日=中京)の追い切りが26日、東西トレセンで行われた。「追い斬り激論」では牝馬2頭をピックアップ。調教ウオッチャーの岡本光男記者は堅実駆けのカレンモエ(牝6、安田隆)を推し、大阪日刊の太田尚樹記者は粗削りのメイケイエール(牝4、武英)をプッシュした。

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太田 今年の牡牝混合重賞では、7戦すべてで牡馬が勝ってるんですよね。「牝馬の時代」にも陰りが出てきたんでしょうか。

岡本 まだ1月やし、決めつけるのは早いんちゃうかな。今は昔より牝馬を仕上げる技術が進歩して、能力を出し切れないことが少なくなった。それでいて牡馬と2キロの重量差があるのは大きいと思う。

太田 スプリント戦線はどうでしょう?

岡本 追い切りではカレンモエが良く見えた。坂路で4ハロン53秒6-11秒9。ピッチの速い走りで、余裕しゃくしゃくやったね。先週20日には同49秒8-11秒9の猛時計。2週前追いから3週続けてまたがった斎藤騎手(レースは松山騎手)も「先週(20日)に目いっぱいやって息もしっかりできてましたから、やりすぎず、やらなさすぎずで。先週より動きにまとまりが出て、反応もしっかりしてました。時計以上の動き」と評価していた。

太田 重賞で2着が3回と、健闘しながら勝ちきれない感じはあります。

岡本 でも、負けて強しの内容ばかりやからね。歩様が硬めの馬みたいやけど、今回はたずさわる誰に聞いても「馬が柔らかい」と口をそろえる。いつも以上に体調がいいんやろうし、もうワンパンチが期待できるかもしれんね。

太田 僕はメイケイエールが今度こそやってくれるんじゃないかと思います。

岡本 能力は高いし、要は気持ちの問題やろうね。

太田 「ポテンシャルは頭ひとつ抜けている」(武英師)という逸材です。気が荒いと思われがちですが、実は真面目すぎる性格だとか。常に前の馬を抜こうとしてしまうのが課題です。

岡本 いろいろと試行錯誤してきて、今回も馬具を工夫してるみたいやけど、その効果はどう?

太田 今回は頭を上げないように、調教でハミと腹帯をつなぐ「折り返し手綱」を使っています。追い切りは単走でCウッド4ハロン54秒2-11秒5。少し行きたがるそぶりは見えましたが許容範囲で、動きは相変わらず豪快でした。池添騎手も「調教では我慢してくれている。前回より落ち着きもある」と好感触でしたよ。この手綱はレース当日も返し馬まで使って、メンコの目の部分が網目状に覆われているパシュファイヤーも着ける予定だそうです。

岡本 あとは当日の気配次第か。いずれにせよ、今週は「牝馬の時代」っていう結果になりそうやね。

太田 われわれは絶好調まりえ記者に負けないように頑張りましょう!

◆シルクロードSと55キロの4歳牝馬 過去10年で3頭が出走し【1 1 0 1】。連対馬2頭は14年2着レディオブオペラと20年1着アウィルアウェイ。ハンデを背負っていても、実力馬なら好走できる。

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