07年クイーンSを制覇したアサヒライジングが23日、息を引き取った。19歳だった。24日に引退馬協会が発表した。

同協会によると、けい養先の鹿児島・ホーストラストで放牧中に右膝上部を骨折。安楽死の処置がとられた。

父ロイヤルタッチ、母アサヒマーキュリーの同馬は05年にデビュー。通算成績は19戦4勝で、06年アメリカンオークス、同年秋華賞、07年ヴィクトリアMとG1で3度の2着に入った。08年府中牝馬S18着を最後に繁殖入りした。

同協会ホームページでは「レントゲン検査では完全に折れているわけではなかったので、手術で固定してなんとか助けられないかホーストラストのスタッフの方たちも模索してくださいましたが、手術をしても苦痛を長引かせるだけとの獣医師の見解で手術は断念、苦渋の決断をいたしました」と発表された。

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