<ジャパンC>◇28日=東京◇G1◇芝2400メートル◇3歳上◇出走18頭

さらば、3冠馬。1番人気コントレイル(牡4、矢作)がジャパンC優勝でG1・5勝目を挙げ、引退戦を勝利で飾った。今後は社台スタリオンステーションで種牡馬となる。同馬を管理する矢作芳人師(60)は優勝会見に出席。同馬のラストランを振り返った。一問一答は以下の通り。

   ◇   ◇   ◇

-今の気持ちは

矢作師 ホッとしたという気持ちと寂しい気持ちと、重なり合っています。

-レースを振り返って

矢作師 展開的に非常に難しいレースになったなと思って道中はヒヤヒヤしていたんですけど、最後は本当に・・・、いろいろ言われましたのでね、この馬の強さを見せることができて感激しています。

-昨年の菊花賞後は3戦して勝ち星がなかった

矢作師 僕よりもスタッフや、祐一(福永騎手)が悔しかったと思うので、彼らが頑張ってくれたと思います。

-レースを振り返って

矢作師 パドックでゲートでおとなしくするよう、よく言い聞かせていたので出てくれて本当に安心しました。偶数枠だったことも幸いしたのだとは思います。もう少しいい位置を取るという作戦だったんですけど、前に比べると馬が行かなくなっているかなと思いましたし、1000メートルの通過(時計)を聞いた時は位置的に良くないと思っていました。今回は究極に仕上がったと思っていたので、その通りのパフォーマンスを発揮してくれたなと感激していました。

-コントレイルを管理した2年余りの期間を振り返って

矢作師 プレッシャーとの戦いでした。

-3冠目の菊花賞は相当なプレッシャーがあったのでは

矢作師 自分のホースマン人生の中で最もプレッシャーがかかっていたのがあのレース。あれを経験したので、この前のデルマー(競馬場=ブリーダーズC)でも、今日でもそこまで緊張しないで済むようになりました。人間的にもコントレイルが成長させてくれたのかなと思っています。

-となると、菊花賞が最も思い出に残るレース

矢作師 レースとして戦慄(せんりつ)を覚えたのは東スポ杯2歳S。「これはすごいな」という風に感じましたけど、やはり菊花賞は彼の適性外の距離に出したレースなので、馬に申し訳ない気持ちとなんとか勝ってくれという気持ちが混ざって、一番印象に残っています。

-コントレイルに声をかけるなら

矢作師 よくぞうちに来てくれたな、と。感謝しかないです。彼の子どもで凱旋門賞を取りにいきたいです。

-中間で初めてプール調教を取り入れた

矢作師 プールというのも担当の金羅(助手)の発案で、とにかくチャレンジしていくという姿勢、それだけはうちの厩舎として失わないようにしたいということで、全くちゅうちょはありませんでした。

-天皇賞・秋2着から中3週。この中間はさらに負荷を強めた。脚もとの不安とのせめぎ合いは

矢作師 正直、天皇賞・秋の前には不安ありました。でも、天皇賞・秋に向かっていく過程で、攻めていっても大丈夫だったので、天皇賞・秋のレース後も大丈夫かなと思っていたら全く大丈夫でした。これであれば、もう後がないので徹底的に攻めていける、と。後のことを考えなくていいと思って攻めました。正直、天皇賞・秋からの上積みはどうかなと思っていたけど、間違いなく良くなっているという感触を今週の調教で得ました。

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