<マイルCS:追い切り>

連覇を狙うグランアレグリア(牝5、藤沢和)は杉原騎手(レースはルメール)を背に美浦ウッドで力強い動きを見せた。レイエンダ(古馬オープン)を追走し、直線は内から2馬身先着。時計も6ハロン80秒3-5ハロン65秒3-ラスト12秒2と優秀な数字だった。エフフォーリア、コントレイルと激闘を演じた天皇賞・秋3着から中2週のローテだが、引き続き絶好の気配をうかがわせる。藤沢和師は追い切り後の共同会見でこのレースがラストランになることを明かし、レースへ向けた意気込みを語った。

「前走からそんなにたっていないですが、坂路ではなく、久しぶりにコースへ入って、遅い時計ですが、うながす程度で順調にきています。前走の追い切りもそうですけど、力むことなく、ギャロップまでいかず、キャンターくらいのストライドで、いい感じできています。(安田記念と同じ中2週のローテになるが)2歳の早くからデビューして、間隔を空けながら使わせてもらってきました。春はヴィクトリアM(1着)の後、2日ほど爪が気になったけど、今回はそれもなく、いい感じに調整できています。(前走を振り返ると)1200メートルで素晴らしい競馬をして、マイルも勝たせてもらって、私としてはあのスピードで2000メートルを勝ちたいと思いました。ただ、4コーナーをまわったときの手応えがいつもとは違って、走り慣れた東京でしたが、幾分距離が長かったのだと感じました。(昨年勝ったG1だが)自信というよりも、彼女の気持ちが前向きになっているし、今回が最後(引退レース)になると思うんですけど、頑張ってほしいですね。(強い3歳馬も出てくるが)そろそろ(グランアレグリアが)引退なので、若い馬も出てきたが、なんとか最後は頑張らせてもらいたい。(藤沢和師自身も最後の秋シーズンになるが)私は怠け者で、もう少しで楽ができるので、早く終わってくれないかな、と(苦笑)。スタッフも馬も来年があるけど、私にはないので頑張らせろ、と言ってます」。

  1. お得な新入会プラン登場! 競馬情報サイト【極ウマ・プレミアム】
  2. 競馬予想に【ニッカンAI予想アプリ】