デビュー26年目の福永祐一騎手(44)が、26日の中京4R新馬戦(ダート1200メートル)を3番人気のドライスタウト(牡2、牧浦)で勝利し、史上5人目となるJRA通算2500勝を達成した。

前日に1勝を挙げてリーチをかけ、この日の2鞍目で到達。現役では武豊騎手、横山典騎手に続く3人目の快挙となった。

区切りの勝利でも熟練の手綱さばきが光った。好スタートから道中は3番手で脚をため、抜群のタイミングで追い出した。逃げ粘る2着馬を悠々ととらえ、2馬身半差の快勝。雨、不良馬場という厳しいコンディションのなか、2歳馬を冷静に導いた。

先週の3日間開催では7勝を積み重ね、自身12年連続13回目となる年間100勝を達成。その手綱はますます充実しており、この2500勝目は今年106勝目で、昨年に記録したキャリアハイ(134勝)を更新する勢いだ。

節目の勝利を達成した福永騎手は「馬たちが頑張ってくれているおかげ。2500という積み重ねてきた数字に関しては、北橋先生と瀬戸口先生が、自分の騎手としての礎を築いてくださったおかげで、今、自分が非常にいい環境の中で騎手を続けていられると思う。それは常々感じます。また、コロナ禍の中、たくさんの方々の理解を得て、競馬を続けさせてもらっている。支えてくださっている多くの競馬ファンのおかげ。そういう方々がいないと競馬というのは存在していないので。年を重ねるごとにそれは強く感じる。そういう中で続けさせてもらっている。1頭1頭、精いっぱい、自分にできるベストを尽くしていきたい」とコメントした。

なお、この日のメイン、中京11R神戸新聞杯ではダービー馬シャフリヤール(牡3、藤原英)に騎乗する。

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