<追い斬り激論:アイビスSD>

夏の新潟開幕を告げるアイビスSD(芝直線1000メートル、25日)の最終追い切りが東西トレセンで行われた。「追い斬り激論」では井上力心(よしきよ)記者が、千直の絶対王者ライオンボス(牡6、和田正)を、舟元祐二記者がいきのいい3歳牝馬オールアットワンス(中舘)をプッシュした。百獣の王が復権を果たすのか? はたまたスプリント戦線にニューヒロインの誕生なるか?

井上 初めて新潟競馬場で取材したのが2年前のアイビスSDデー。生で見た直線競馬の疾走感はたまらなかった。

舟元 真夏の暑さを吹き飛ばす爽快なレースを期待したいですね! 追い切りで気になった馬は。

井上 「絶対王者」ライオンボスに百獣の王たる風格が戻ってきたね。前に行って粘らせる実戦を想定した形だった。4角でいったん前に出られたけど、そこから闘争心を出して併入に持ち込んだし動きも元気いっぱい。

舟元 でも、ポリトラックで5ハロン72秒2-13秒1(馬なり)は少し軽すぎやしませんか? 相手も2歳未勝利馬でしたし。

井上 1週前に3頭併せで強めの負荷をかけているし、先週の時点で心身ともできていた。和田正師は「適度に気持ちが入っていて最後も脚取りはしっかりしていた」と合格点を与えていたよ。

舟元 にしても前走はしまいばったり止まって9着。負けすぎでは?

井上 敗因は明確でトレーナーは「前走は斤量58キロや(荒れた)馬場もあったし、結果的に状態もいまいちだった」と。今回に関しては「疲れも取れて張りがある。前走より確実に状態は上がっている」と上積みを強調している。なんせここでは実績が抜けている。

舟元 まともに走れれば負けるシーンは浮かばないということですね。

井上 もちろん。師がボスの「年間の最大目標」として掲げているレース。力の入れようが違うよね。

舟元 王者の実力は認めますが僕は新興勢力オールアットワンスに注目です。

井上 ウッドで半マイルから単走で4ハロン52秒4-12秒1(馬なり)だったね。

舟元 回転の速いフットワークでスピード感満点でした。気合もしっかり入っていて小柄な馬体ながら迫力十分。高いスプリンターの資質を感じます。別の馬の調教に騎乗しながら見届けた中舘師も「後ろ姿は良かったと思いますよ。ここまで順調です」と満足げでしたよ。

井上 格上挑戦の身だし千直も初めて。激流の競馬に対応できるか疑問が残る。

舟元 師は「未知数だが母系は短いところだし母父ディープのばねもある。スピードがある馬だし心配していない」と適性を見込んでいます。

井上 昨夏の新潟リーディングトレーナーの言葉。とっても説得力があるね。

舟元 あれ、僕の主張の説得力は?

◆アイビスSDはリピーターが多い 11年1着のエーシンヴァーゴウは12年に3着。14年3着アースソニックは15年も3着を確保。ベルカントは15、16年を連覇と、リピーターが好走している。19年勝ち馬ライオンボスは昨年も2着に入り連続連対中。3回目の今年も上位進出は濃厚だ。

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