武藤雅騎手(23=水野)が、エプソムC(G3、芝1800メートル、13日=東京)に父善則師(54)の管理馬、アトミックフォース(牡5)で挑む。昨年は勝ち馬と0秒3差の5着。鞍上にとってもJRA重賞初制覇のかかるレースで、今度こそ勝利をつかむ。

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父子Vへ期待は膨らむ。武藤騎手がコンビを組むアトミックフォースは、デビューから3戦連続2着と初勝利までは惜敗続きも、その後順調に勝ち上がり、昨年は新潟大賞典2着、エプソムC5着、今年はダービー卿CT5着と重賞勝利へあと1歩まで迫っている。新潟大賞典からのローテだった昨年と違い、今年はマイル戦を2戦挟んでの参戦。武藤師は「マイル戦を使ったことで覇気が出た。昨年は5着だったけど、2着とは差がなかった。かみ合えばチャンスはある。動きもいいし、高いレベルで安定している」と自信を持って送り出す。

デビュー5年目の鞍上にもJRA重賞初制覇がかかる。今年は、皐月賞でG1初勝利の横山武騎手を筆頭に、亀田騎手、団野騎手、菅原明騎手が初の重賞勝ちを決めるなど、若手騎手の台頭が目立つ。武藤師は「重賞を勝つと変わるよね。重賞を勝った若手を見ていると、楽しいのが伝わってくる。勝つためには、数少ないチャンスをものにしないといけない。JRAの重賞を勝つことが自信につながるし、自分自身の財産になる」と若武者たちの変化を見てきた。もちろん、息子の成長も感じ取る。「以前は丁寧すぎるところがあったけど、積極的になった」。鞍上も「この馬のリズムなら重賞でも。馬がすごくしっかりした。なんとか頑張ります」と気合十分だ。19年川崎の関東オークス(統一G2)ではラインカリーナで逃げ切り、親子で感動をともにした。今度はJRAの重賞で勝利を決める。【三嶋毬里衣】

◆JRA重賞の騎手&調教師親子制覇 過去10年(11年以降)で計9件。池添騎手&池添兼師がヤマカツエース、メイショウテンゲンで重賞5勝、藤岡師は佑介騎手で2勝、康太騎手で1勝を挙げる。直近では、菊沢親子がミッキースワローで19年七夕賞を制した。

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