<ダービー>◇30日◇東京◇G1◇芝2400メートル◇3歳牡牝◇出走17頭

無敗王者が負けた-。4戦4勝の皐月賞馬で圧倒的1番人気のエフフォーリア(牡3、鹿戸)の2冠達成はならなかった。デビュー戦からコンビを組む横山武史騎手(22=鈴木伸)は、19年リオンリオン(15着)以来、2度目のダービー騎乗。レース当日が22歳5カ月9日だった同騎手が勝てば、戦後最年少V(71年ヒカルイマイ=田島良保騎手の23歳7カ月28日)を更新するはずだったが、来年以降に持ち越しとなった。勝ったのは4番人気のシャフリヤール(牡3、藤原英)。

最終追い切りでは後ろの馬から突かせることで気合を注入しながらも、テンションが上がりすぎないことを確かめていた。その練習もあって、走りのリズムはキープできていた。だが、皐月賞3馬身差Vから一転、他馬の逆転を食らった。

1番人気馬と臨んだ晴れ舞台。エフフォーリアの父父シンボリクリスエスは02年2着、昨年の無敗3冠牝馬デアリングタクトを送り出した父エピファネイアも13年2着。4戦4勝。一戦ごとに着差を広げる圧倒的なパフォーマンスで頂上決戦の舞台にたどり着いたが、“惜敗の血”がまたもや立ちはだかった。ため息と勝者への拍手が入り交じった2年ぶりの有観客開催。人馬には厳しい結果が待っていた。

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