<アンタレスS>◇18日=阪神◇G3◇ダート1800メートル◇4歳上◇出走16頭

ダート界に新星誕生だ! テーオーケインズ(牡4、高柳大)が1番人気に応えて重賞を初制覇した。

直線早々に先頭に立って押し切り、強さを示した。管理する高柳大輔調教師(43)も開業4年目でJRA重賞初勝利。次戦は6月30日大井の帝王賞(統一G1、ダート2000メートル)を視野に入れた。

   ◇   ◇   ◇

完勝だった。手応え十分に4コーナーを回ったテーオーケインズが、悠々と抜け出した。ゴールまで残り300メートル。早めの先頭でも、末脚は鈍らない。ヒストリーメイカーに1馬身3/4差をつけて、真っ先にゴールを駆け抜けた。

「調教でコンタクトを取っていい馬だと思いました。(先頭に立つのが)少し早いかなと思ったけど、力のある馬ですから。能力を信じて乗せていただきました。あらためて馬の能力を感じました」。初コンビで重賞初制覇を引き寄せた松若騎手も、力をたたえた。

伸び盛りの4歳春だ。重賞初挑戦だった昨年暮れの東京大賞典は6着に敗れたが、年が明けると連勝の快進撃。高柳大師は「若い時は暴れたり、自分の脚を踏みかけたりしていたけど、精神的に大人になったかな」と成長に目を細めた。

開業4年目の師にとってもうれしいJRA重賞初勝利。3月フラワーC(ホウオウイクセル)を制した美浦の兄瑞樹師に続いた。しかも、冠名ホウオウの小笹芳央氏の弟が、冠名テーオーの小笹公也氏。師は「(公也氏と)頑張ろう、って言ってたんです。良かったです」と笑顔を見せた。次戦は「賞金的にどうかだけど、帝王賞には行きたい」。ダート界の新星へ、弾みをつける勝利になった。【木村有三】

  1. ひと足早く2021年2歳馬特集公開
  2. 有料版極ウマ・プレミアムの魅力!