<ジャンプを制するものは冬コクを制す:2回小倉7日目>

今年の冬の小倉開催「冬コク」の目玉はなんと言っても、史上初、開幕週から最終週まで8週連続で3鞍ずつ、合計24鞍組まれている障害競走=「ジャンプ競走」です。障害専用コースを持つ小倉で繰り広げられる熱いバトル。自費で海外の障害競走を取材に行くほどジャンプ大好きの木南友輔記者と、地元小倉出身の井上力心(よしきよ)記者、さらに2回小倉開催からは予想が好調の三嶋まりえ記者が参戦。障害競走を楽しく、そして、本気で予想します。

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木南 いよいよ最終週だね。

力心 泣いても笑っても冬コクは残り2日間。

まりえ 最後まで笑いましょう。このコーナーのタイトル、「ジャンプを制するものは冬コクを制す」ですよね。

木南・力心 ぐぬぬっ。

まりえ 土曜は4Rのオープンと5Rの未勝利戦の2鞍です。まずは4Rのオープン競走から・・・、ここは◎エイシンクリックで決まりだと思います。

木南 前走は障害転向5戦目で初勝利。2着に2秒7差という大差をつけたし、その2着ブルベアカーキが次走の未勝利戦を快勝している。平地の脚力があって、飛越も安定してきたね。

力心 お母さんのエイシンサンサンは94年の小倉3歳S(現小倉2歳S覇者)で、小倉に縁がある馬なんです。95年には桜花賞、オークス、(当時3歳限定の)エリザベス女王杯を走って、97年にはエリザベス女王杯で3着。

木南 父ルーラーシップ、母の父キャロルハウスという血統は今の小倉最終週のタフな馬場も合うイメージだね。今週美浦で話したあるジョッキーは「小倉の(障害コースの)芝はドボドボで田んぼのような馬場になってきました」って言ってたよ。

まりえ 木南さんは◎アキリザーブですか?

木南 1回小倉開幕週に最低人気(12番人気)で激走。昇級初戦の前走は終盤で捕まってしまったけど、オープンクラスで通用するスピードは見せてくれた。今回テン乗りになる石神騎手は「距離をこなせるかが鍵」って言っていて、スタミナは不安だけど、天皇賞・春を連覇したフェノーメノの産駒だし、ステイゴールド系で荒れた馬場はこなしてくれるんじゃないかな。

力心 僕は◎グローブシアターで勝負します。先日死んだ名牝シーザリオの子。母から受け継いだスピード、体幹の強さで飛越も無難にこなし、初障害の3走前を快勝。エンジンがかかってからの加速、反応の良さがありますし、ここ2戦は案外ですけど、今回は辻野厩舎の初陣を飾る大事な出走ですからね。

まりえ 5Rは安定感のある◎ホウオウアクセルを推します。3、3、2、3着。いつ順番がきてもいいです。軸はこの馬。

力心 僕は◎タガノジェロディを推す。まだ障害転向3戦目ですが、初障害から2戦連続3着。障害馬としてのセンスは抜群だと思う。

木南 俺は◎シャンボールナイト。「初障害だけど、障害競走を走っている馬と同じくらいの飛越ができるし、いいところがありそうです」と石神騎手は感触をつかんでいた。

まりえ 木南さん、石神ジョッキーの騎乗馬ばかり推しすぎでは?

力心 中山グランドジャンプはまだまだ先ですよ。

木南 (メラメラ)。

まりえ・力心 アチッ。

木南 中山グランドジャンプの前に、来週は今年最初の障害重賞、阪神スプリングジャンプ(J・G2、芝3900メートル、13日)だよ。メイショウダッサイ、ケンホファヴァルト、ブライトクォーツ・・・、昨年の中山大障害1、2、4着が出てくるし、関東馬もシンキングダンサー、キャプテンペリーが参戦する。見逃せない。

まりえ・力心 アチチッ。

◆井上力心(いのうえ・よしきよ)1986年(昭61)9月6日、福岡県北九州市生まれ。幼少時に父と小倉競馬場へ行き、競馬の魅力にはまる。ITエンジニア、マーケティングコンサルタント職を経て、日刊スポーツ新聞社の競馬担当へ。好きな馬はサイレンススズカ。フェブラリーSでは◎エアスピネルが9番人気で2着に激走し、今後もノリノリの取材、予想が期待される。

◆三嶋毬里衣(みしま・まりえ)1994年(平5)12月2日生まれ。最初に見た競走馬はアーモンドアイ。好きな飲み物はクラフトビール。ツイッター「@mishima_marie」でさまざまな競馬情報を発信中。冬コクの障害競走予想は2回6日目を終え、◎が【8・5・4・4】と抜群の安定感を見せている。

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