JRAは5日、大久保龍志調教師への過怠金30万円の処分(昨年7月17日付)を取り消すと発表した。
同12日阪神4Rに出走したトロイカ(牡3=当時)の検体から規制薬物が検出された。大久保師の異議などからJRAが再調査し、規制薬物は阪神競馬場の馬房を前日使用した別の馬に治療のため投与されたことと、JRAが当該馬房の清掃を適切に行わなかったことが判明。処分の取り消しが適当と判断した。
JRA後藤正幸理事長は「関係者の皆様に大変なご迷惑をかけたことを心よりおわび申し上げます」と謝罪し、再発防止と信頼回復に努めるとコメントした。