<追い斬り激論:弥生賞>

無敗を守るのはどっちだ-。弥生賞(G2、芝2000メートル、7日=中山、3着までに皐月賞優先出走権)へ向けた追い切りが3日、東西トレセンで行われた。「追い斬り激論」は岡本光男、木南友輔記者が担当。2歳王者ダノンザキッド(牡、安田隆)と2戦2勝の外国産馬シュネルマイスター(牡、手塚)の激突から目が離せない。

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木南 へっくしっ。

岡本 花粉症、ひどそうやね。

木南 もう大変。目が充血するし、鼻水は止まらないし、ノドが痛いし、呼吸が苦しいし・・・。この時期は海外へ取材に行きたい。

岡本 それは無理な願いやろうし、今は日本の競馬が燃え上がってる。こっちを一生懸命仕事するのが僕らの役目や。

木南 ダノンザキッドはどうですか。

岡本 Cウッドでしまい重点。時計は6ハロン84秒2-ラスト11秒7。1週前と同じエスト(古馬3勝クラス)と併せて一気に3馬身半突き放した。今週も相手にしなかったね。

木南 先週の映像を見たけど、よく動けてますね。

岡本 まだユルユルの馬体なんだけど、とにかく大きなフットワークで、見た目や乗った人の感触以上に時計が出る。

木南 そうなんですよ。東スポ杯2歳SもホープフルSも競馬場で見ていて、まったく速さを感じない走り。なのに競馬は完勝。

岡本 ダノンザキッドはジャスタウェイ産駒。見た目以上に速い時計が出るのは、(父父の)ハーツクライを管理していた橋口先生(弘次郎元調教師)が「速く見えないけど、時計が出る」って話していたのを思い出すなあ。

木南 化け物級に強い馬なのかもしれないけど・・・。

岡本 担当助手は「冬毛がなくなって毛づやも前走よりいい」って言ってるし、安田隆師も厩舎初のダービー出走を目指している馬。「ここは無事に突破したい」と言っていた。勝って、皐月賞、ダービーと行ってほしいと僕も思う。

木南 自分もトウカイテイオーのファンだったし、その主戦騎手だった安田隆行の厩舎からこんな無敗馬出てきたら応援したくなる。ただ、美浦の無敗馬もいいですよ。

岡本 シュネルマイスターってマイラーじゃないの?

木南 昨年夏に見たときは胴が短くて、マイルもどうかなって思うほど。ただ、調教を見ていると、ためが利くし、はじけるし、底知れぬものを感じます。

岡本 1週前はウッドの3頭併せで豪快に内から抜けたね。

木南 今週はジュニパーベリー(古馬3勝クラス)と最後まで馬体を併せたまま馬なりで併入。ただ、追えばはじける感じでした。時計は5ハロン67秒3-ラスト12秒3。

岡本 ムチムチの体形で2000メートルはどうかなあ。

木南 馬体重は増えていそうですけど、動きは軽快。あとはルメールの手綱さばきに託すだけです。引退したフィエールマン級の馬に育つかもしれません。

岡本 週末は天気が崩れる可能性もありそう。ダノンザキッドは道悪もこなしているから。

木南 シュネルマイスターは父が英国のマイル王、お母さんがドイツのオークス馬でタフな馬場は大丈夫。僕の花粉症も治まります。

岡本 それは楽しみやね。

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