<ジャンプを制するものは冬コクを制す・1回小倉3日目>

今年の冬の小倉開催「冬コク」の目玉はなんと言っても、史上初、開幕週から最終週まで8週連続で3鞍ずつ、合計24鞍組まれている障害競走=「ジャンプ競走」です。障害専用コースを持つ小倉で繰り広げられる熱いバトル。自費で海外の障害競走を取材に行くほどジャンプ大好きの木南友輔記者と、地元小倉出身の井上力心(よしきよ)記者が1回&2回小倉開催の障害競走、全24戦を予想します。

木南 先週(開幕週)の日曜は波乱の小倉開催を象徴するようなレースだったね。

力心 12頭立て12番人気のアキリザーブが5馬身差の勝利。我々の予想がかすりもしなかったのは残念でしたが、小倉の障害競走の難しさ、面白さを痛感することができた、そう前向きにとらえたいと思います。

木南 今週の美浦でアキリザーブを管理する小野師に聞いたけど、「2戦目でここまで変わるとは・・・、わからないね」と。デビュー前から期待されていた馬なんだけど、新馬戦は7着。ちょっとだけ頭の片隅に入れておきたいのは、この新馬戦、1着テルツェットから9着シンクロゲイザーまでが勝ち上がっている新馬戦だった。

力心 さあ、今週も土日で3鞍あります。すべて芝2860メートルですが、土曜は4Rが未勝利戦、5Rが障害オープンです。

木南 4Rには昨年のジャパンC、チャンピオンズCに出走した、あの馬も出てくるね。

力心 そうです。僕はその◎ヨシオに期待します。ここは初障害組にチャンスがありそうなメンバーだと思います。平地の脚力やダッシュ力はオープンでも活躍したヨシオが最上位。先週で感じたのは「小倉の障害は前に行かないと厳しいのでは」ということ。すんなり先行できれば残り目も十分だと思う。

木南 俺は◎エイシンクリック。一昨年のステイヤーズS(3着)で覚えているファンも多いはず。レース途中でハナを奪って、直線はオジュウチョウサンを相手に粘り込んだ。

力心 今回が障害5戦目。3戦連続で1番人気になっています。

木南 2走前の新潟は4馬身差の2着だけど、勝ったケンホファヴァルトはその後、秋陽ジャンプS3着から中山大障害2着。ここは順番だと思うよ。

力心 5Rの障害オープンは◎カポラヴォーロです。やや重、アップダウンの激しい中山で最後まで脚が止まらなかったですし、今は力をつけています。好メンバーのイルミネーションジャンプS2着を評価したい。

木南 中山新春ジャンプSを除外になって、小倉へスライドになった点がどうかだね。俺は◎インシュラーを狙ってみたい。昇級初戦だった前走も最終障害までいいスピードを見せていた馬。ノーザンファーム生産の良血馬でまだまだ上が見込める馬だと思う。

力心 シルクレーシング2頭出しの人気薄ですね。今週末は全国的に天気が荒れ模様。馬場状態も気になりますし、先週とどのくらい時計も変わってくるのか注目したいと思います。

◆井上力心(いのうえ・よしきよ)1986年(昭61)9月6日、福岡県北九州市生まれ。幼少時に父と小倉競馬場へ行き、競馬の魅力にはまる。ITエンジニア、マーケティングコンサルタント職を経て、日刊スポーツ新聞社の競馬担当へ。好きな馬はサイレンススズカ。

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