<OROカップ>◇27日=盛岡◇M1◇芝1700メートル◇3歳上◇出走13頭

盛岡の地方全国交流競走、第22回OROカップ(M1、芝1700メートル)が27日、盛岡競馬場で行われ、出走馬中最年長タイ(8歳)の6番人気ブラックバゴ(牡、大井・佐野)が接戦を制した。タイムは1分46秒0。関本淳騎手(55)、佐野謙二調教師(56)ともにこのレース初優勝。

4角ではまだ7番手だったが、メンバー最速の上がり(35秒9)でフジノロケット、アップクォークをきっちり捉えた。JRA時代の17年11月以来の白星(通算5勝目)はうれしい重賞初勝利となった。関本淳騎手は「テン乗りでしたからね。騎乗依頼を受けて過去のレースをよく見て臨みました。勝負どころで外に出ましたが、直線でも反応があったので、これならかわせるなと思いました」と振り返った。

佐野師は「爪を痛めて決して順調ではありませんでしたが、直前に1本追い切りができて何とか態勢が整いました。関本淳騎手に騎乗依頼したのは板垣吉則調教師のアドバイスから。さすがコースを熟知しているベテランだったと思います。うまく乗ってくれました。今後についてはじっくり考えたいと思っています」と鞍上をたたえた。

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