<神戸新聞杯>◇27日=中京◇G2◇芝2200メートル◇3歳◇出走18頭◇1~3着までに菊花賞優先出走権

圧倒的な走りでコントレイル(牡、矢作)が秋初戦を制し、菊花賞へ向かうことになった。84年のシンボリルドルフ、05年の父ディープインパクトに続く史上3頭目の「無敗の3冠馬」誕生の期待が高まってきた。

オールドファンを熱くさせるのが、1勝クラス2着から果敢に挑戦し、14番人気3着で優先出走権を確保したロバートソンキー(牡、林)の存在だろう。生産は長浜牧場(北海道新冠町)。母トウカイメガミは未勝利だが、祖母トウカイテネシーの全兄があのトウカイテイオーになる。

91年に皐月賞、ダービーを無敗で制し、父シンボリルドルフとの父子無敗3冠制覇を期待されたトウカイテイオー。ダービー後の骨折で菊花賞参戦はかなわず、無敗3冠を逃している(※菊花賞はダービー2着レオダーバンが優勝)。

ロバートソンキーは昨年6月福島の新馬戦を1番人気で5着に敗れた後、11カ月休養。ダービー前日の5月30日に東京で行われた未勝利戦を制し、神戸新聞杯がまだ4戦目だった。伸びしろは大きく残っている。

神戸新聞杯が前回中京で行われた06年は3着馬ソングオブウインドが本番の菊花賞でメイショウサムソンの3冠を阻止した。当時とは中京のコース形態が異なり、今回はコントレイルという絶対的な王者がいる。その中で無事に参戦してくるようならトウカイテイオーの一族、ロバートソンキーの走りにも注目したい。

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