<追い斬り激論:ローズS>

秋華賞トライアル・ローズS(G2、芝2000メートル、20日=中京、3着まで優先出走権)の最終追い切りが16日、東西トレセンで行われた。恒例の「追い斬り激論」では、網孝広記者が1勝クラスを勝ち上がったばかりのフアナ(牝3、角居)を猛烈にプッシュ。対する大阪本紙・太田尚樹記者は春の実績馬、オークス4着のリアアメリア(牝3、中内田)を信頼する。

太田 月曜早朝から取材、お疲れさまです。

網 先週は土曜夕方まで栗東で仕事。帰宅して、日曜夜にまた栗東に来た。

太田 働き者ですねえ。そこまで働いたら、当てないと。ローズSはどの馬を推奨ですか。

網 フアナに注目している。前走は小倉で1勝クラスを快勝。3~4角で好位の外に押し上げ、上がり最速で首差、勝ち切った。センスと勝負強さを感じたし、芝1800メートルの勝ち時計1分44秒9も優秀やった。

太田 最終追い切りは?

網 朝一番の坂路で4ハロン53秒7-12秒4。ダブルフラット(古馬2勝クラス)と併入した。力強く、かつ軽やかで、動きに柔らかさもあった。休み明けだった前走を使った上積みは十分。角居師からも「坂路でしっかり動いていい状態」と合格点やった。

太田 とはいえ、1勝クラスを勝ったばかり。春に実績を残している馬たちを相手にどうですかね。

網 春は追い切ると体重が減って、攻め切れなかった。角居師も「春は素質だけで走っていた」と。それでもオークストライアルのフローラSでは、のちに樫本番で2着のウインマリリンから首+首差の3着。能力は相当なものやで。

太田 僕は実績馬リアアメリア推しですね。もともと世代トップレベルの能力を見込んでいた馬。後方から馬なりで差し切ったアルテミスSの走りは、今でも忘れられません。

網 最終追いは、川田騎手を背に芝コースで5ハロン69秒8-11秒4。馬なりのまま加速していたね。

太田 序盤はゆったり入りましたが、人馬の呼吸がピタリと合っていた。川田騎手も「順調に夏を過ごせた感じ。丁寧にここまで積み重ねていけています。調教の雰囲気はすごく良かったので、それを競馬で出せれば」と評価。この雰囲気なら、秋初戦から本領発揮が期待できると思います。

網 オークスは4着。デアリングタクトとは0秒3差か。確かに能力上位。

太田 ポテンシャルはデアリングにも引けを取らないと思いますよ。馬体も現時点で490キロ(前走時474キロ)。夏を越して成長し、春以上の豪脚を見せてくれるはずです。

網 フアナも夏を越して成長し、今はしっかり攻められている。「このレースから、この馬の実力に近いところを見せてくれるのでは」と角居師。期待値は相当に高いで。

太田 譲りませんね。ちなみに去年、僕はローズSの激論でダノンファンタジーを推奨。1着でしたからね。リアアメリアと同じ川田騎手、中内田厩舎です。

網 角居厩舎は13年デニムアンドルビー、17年ラビットランでローズS2勝。今年はどっちだ?

◆角居厩舎と中内田厩舎のローズS成績 01年開業の角居厩舎はローズS通算【2 0 2 7】。13年デニムアンドルビー、17年ラビットランが勝ち、15年トーセンビクトリー、16年カイザーバルが3着で秋華賞の優先出走権を獲得している。14年開業の中内田厩舎は過去2頭が出走し、19年ダノンファンタジーが勝利している。

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