東京最終週の土日に組まれていた新馬戦は3鞍すべてで除外馬が出ることになりました。

土曜(27日)の芝1800メートルはスワーヴエルメ(牡、堀、父ドゥラメンテ、母アイムユアーズ)、日曜(28日)の芝1600メートルは関西馬タウゼントシェーン(牝、矢作、父ディープインパクト、母ターフローズ)が除外。POG的な注目度の高い2頭の今後が気になるところです。

土曜芝1800メートルは新種牡馬の産駒が目立ちますね。エイシンヒカリ産駒のシャイニングライト(牡、武井、母ニューアイデア)、ペルーサ産駒ラペルーズ(牡、藤沢和、母ハットシテグー)、リオンディーズ産駒テイルウインド(牡、武藤、母スターウインド)。他にもマクフィ、ディスクリートキャットなど、すでに海外で産駒が活躍している新種牡馬の産駒も出てきます。

血統的に外せないのはジェミニテソーロ(牡、栗田、父ヴィクトワールピサ、母ラグジャリー)。ショウナンマイティ、ゴーフォザサミットという2頭の重賞ウイナーの弟です。今週の最終追い切りは美浦ウッドで5ハロン68秒9-ラスト12秒3。鋭い動きを見せています。

気になるのは、スライリー(牝、相沢、父オルフェーヴル、母ビジョナリー)。「オルフェーヴル産駒でヒダカ・ブリーダーズ・ユニオンの所有馬」というのは18年の皐月賞馬、ダービー2着のエポカドーロ、今年の共同通信杯2着、プリンシパルSを勝ったビターエンダーと同じ。先週土曜東京メインの夏至Sで3着に入ったボードウォークもそうです。特にビターエンダーは相沢厩舎ですから、いい印象しかありません。

騎乗する石川騎手のジャッジは「性格のいい馬ですよ」というもの。続けて彼が打ち明けてくれたのは「どうしても厳しい目で見てしまいます」という正直な心境でした。どういうことかと言うと・・・、一昨年デビューのエメラルファイト、昨年デビューのブラックホールと、2年連続で所属する相沢厩舎の馬で重賞を勝って、ダービーに出走しているんです。今年の相沢厩舎の2歳で先陣を切った先週のサンキューベイリーは5着で上々の競馬でした。今週のスライリーもいいレースを期待できそうです。【極ウマPOG取材班】

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