JRAは18日、高市圭二(たかいち・けいじ)調教師が病気のため17日午前11時6分、茨城県土浦市内の病院で亡くなったと発表した。64歳だった。

高市師は騎手として78年にデビュー。JRA702戦25勝で90年に引退。調教助手をへて96年に調教師免許を取得した。同年の開業から16日までJRA4968戦で299勝をマークしていた。99、00年と2年連続で優秀調教師賞を受賞。JRA重賞は98年にマンダリンスターで勝った京成杯(G3)を皮切りに9勝していた。00年にはファストフレンドで帝王賞、東京大賞典の交流G1を制覇した。

昨年はシングンマイケルで障害重賞を3勝し、12月の中山大障害(J・G1)では平地も含めて初めてJRA・G1を勝った。同馬は19年の最優秀障害馬に選ばれた。

がんを患い闘病生活を送りながら調教師業務をこなし、昨秋は美浦で元気な姿を見せることもあった。今年に入って体調を崩したという。16日の共同通信杯(G3)で6着だったシングンバズーカが、管理馬の最後の出走となった。

全管理馬38頭が18日付で大江原厩舎に転厩する。

通夜は24日午後6時から美浦トレセン厚生会館分館2階 大ホールで。告別式は「一般社団法人日本調教師会関東本部葬」として、同ホールで25日午後0時半から。喪主は長男の高市憲吾(たかいち・けんご)氏。

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