18、19年と史上初のドバイワールドC連覇を成し遂げ、5日に引退、種牡馬入りが発表されたサンダースノー(牡5)が、来年から日本で供用されることが8日、分かった。同日、ダーレー・ジャパン株式会社が同社のホームページで発表した。
同馬の通算成績は24戦8勝。16年の2歳時は芝のレースを中心に走り、フランスのクリテリウムアンテルナシオナルでG1初制覇。3歳シーズンはドバイで始動し、UAEダービーでは日本のエピカリスをゴール前の追い比べでねじ伏せた。その後、仏G1ジャンプラ賞を優勝するなど、スミヨン騎手と2歳から4年連続でG1を勝った。
ダーレー・ジャパン株式会社のハリー・スウィーニィ代表取締役は同社のホームページで「サンダースノーを日本に迎え入れることができて非常にうれしく思います。日本においてはクラシックレースに出走するために収得賞金の加算が必要となりますので、2歳から芝のG1レースに勝利している本馬は、関係者にとって魅力となることでしょう。さらに、本馬は常に安定した成績を誇り、2歳、3歳、4歳、5歳とG1レースを制覇している事も日本においては価値があります。そしてJRA競走の実に50%がダートレースであることからも、本馬が芝だけではなくダートでも優秀な成績を収めた事は、大きなアドバンテージとなります。サンダースノーは、日本競馬に必要とされる重要な要素を多く兼ね備えた馬です」とコメントしている。