【パリ=太田尚樹】凱旋門賞のタイム分析の詳細が、レースから一夜明けた8日に主催者フランスギャロから発表された。

重馬場の開催で勝ち時計は2分32秒11。過去10年間で(速い順に)7番目だった。1000メートルの通過は1分3秒53で、レース全体の上がり3ハロンは38秒88もかかっていた。究極の消耗戦だったといえそうだ。

勝ったヴァルトガイストは、メンバー中最速の上がり3ハロン38秒08で差し切った。ラスト1ハロンも12秒72で唯一の12秒台だった。ブドー騎手は「どんな馬場でも走れる」と振り返っており、その言葉を裏付けるデータだ。

2着のエネイブルは上がり3ハロン38秒85だった。日本勢は7着のキセキが同42秒01、11着のブラストワンピースが44秒37、最下位12着のフィエールマンが47秒93。日本ではめったに見られない数字で、いかにバテていたかがうかがえる。

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