レジェンド武豊騎手(50)が、6日の凱旋門賞デーで初の「G1マルチ」に挑戦する。自身最多の1日G1・5鞍に騎乗予定。王手をかけている海外G1・10勝目の期待がかかる。1日にG1を複数勝てば、国内外合計でG1・100勝以上の名手にとっても初めてとなる。

1Rマルセルブーサック賞(芝1600メートル)のサヴァラン(牝2、A・ファーブル)はいきなりチャンスだ。ディープインパクト産駒で日本生まれのフランス育ち。仏オークス馬サラフィナを母に持ち、全兄ジェニアルは仏G3を勝っている。「2走ともビデオを見たけど、いいレース。前走ものみ込まれそうになりながら逆に抜け出した。凱旋門賞の日にディープの子でG1に出られるのはうれしい。いい結果を」と意気込む。

2Rジャンリュックラガルデール賞(芝1600メートル)のヘルタースケルター(牡2、J・ルジェ)は今週の追い切りにまたがった。こちらもサヴァランと同じく松島正昭氏(JRA馬主キーファーズの代表)の所有馬だ。「乗り難しさはあったけど、言われたほどではなかった」と上々の感触だった。

4R凱旋門賞(芝2400メートル)は自身8度目のチャレンジとなる。追加登録で出走が決まったソフトライト(牡3、J・ルジェ)については「さすがに実績的に・・・とは思うけど、乗れるだけでもうれしい」と、1つでも上の着順を目指す。

5Rオペラ賞(芝2000メートル)のコム(牝3、J・ルジェ)は仏オークス2着の実績がある。オーナーは社台ファームを率いる吉田照哉氏だ。こちらも追い切りに乗り「動かないと言われていたけど、いい動きで、すごく乗りやすかった。チャンスだと思う」と期待する。

6Rアベイユドロンシャン賞(芝1000メートル)ではジョリー(牝2、A・マルチアリス)に騎乗する。最後まで目が離せない。

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