札幌開幕週の28日日曜芝1800メートルの新馬戦で、注目の良血馬がデビューする。祖母にG1・3勝ファレノプシスを持つレザネフォール(牡、池江、父キングカメハメハ)だ。
18日の1週前追い切りは札幌の芝で直線強め6ハロン82秒1-12秒5をマークし、併せたヴェルテックス(新馬)を7馬身突き放した。パートナーが仕上がり途上とはいえ、直線の伸びは上々。牡馬としては小柄な440キロ前後だが、川合助手は「すごくバネがありそう。柔らかそうな感じ」と評価した。
池江厩舎は昨年、札幌開幕週の芝1800メートル新馬戦をクラージュゲリエが制した。その後は京都2歳S(G3)を勝ち、皐月賞(5着)、ダービー(6着)に駒を進めた。厩舎の重賞馬と同じレースで初陣を迎え、父も同じキングカメハメハ。川合助手は「強いメンバーだと思うけど、ここでやれれば楽しみ」と期待した。三浦騎手が手綱を取る。【久野朗】