2週連続の親子重賞Vだ。先週福島の七夕賞は、菊沢一樹騎手(21=菊沢)が父菊沢隆徳師の管理馬ミッキースワローとのコンビでJRA重賞を初制覇。今週の函館記念(G3、芝2000メートル、14日)は、ルーキー斎藤新騎手(18=安田隆)が父斎藤誠師の管理馬ブラックバゴ(牡7)でJRA重賞初騎乗、初制覇に挑む。

斎藤新騎手は今年デビューの新人騎手の中で現在トップの20勝を挙げている。「20勝できたのが早いとも思っていません。数多く、乗せてもらえています。1頭1頭、期待に応えられるようにと思います」と謙虚だが、少しずつ経験を積み、結果を出してきた。

そんな息子に、父誠師は厳しさを見せながらもサポートを続けてきた。今年3月のデビュー週には土曜3鞍、日曜2鞍の乗り鞍を用意。先週4日川崎のスパーキングレディーC(統一G3)ではマドラスチェックで重賞騎乗を経験させた。新騎手について「技術がないのは分かっている。まだ特別とか重賞とかに乗れる騎手ではない」と厳しい評価をしながらも、「1つ1つ大切に乗っているのは見える。よく考えて乗っているのが分かる」と息子の頑張りを評価する。

だからこそ、今度はJRA重賞初騎乗のチャンスを用意した。「先入観のない騎手に乗ってもらいたい」という思惑もあり、オーナーサイドの理解を得てブラックバゴの鞍上に指名。古馬になってから重賞で3着以内はないが、上がり最速を3度マークしており一発の可能性を秘めた1頭だ。「後ろからにしろ、前からにしろアッと言わせるような競馬をしてほしい」と思い切った騎乗を期待している。新騎手も「印象に残るレースをしたい」と父の期待にしっかり応えるつもりだ。【三嶋毬里衣】

◆今年の親子コンビの重賞V JRA重賞では2例。3月の弥生賞で池添兼雄師・謙一騎手のメイショウテンゲンが、先週の七夕賞で菊沢親子のミッキースワローが勝っている。また、6月川崎の統一G2関東オークスでは武藤雅騎手が、父善則師が管理するラインカリーナでうれしい重賞初勝利を飾っている。

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