<オークス>◇19日=東京◇G1◇芝2400メートル◇3歳牝◇出走18頭

ミルコ・デムーロ騎手(40)が騎乗した1番人気ラヴズオンリーユー(矢作)が制してデビューから4戦4勝とし、06年カワカミプリンセス以来となる史上5頭目の無敗のオークス馬に輝いた。

道中は中団待機から最後の直線は馬場の真ん中を伸び、先に抜け出した12番人気カレンブーケドールを首差かわした。勝ちタイムは2分22秒8。3着に2番人気クロノジェネシス。

最後に残していたオークスを勝ち、クラシック競走を完全制覇したミルコは何度もガッツポーズをつくって喜びを表した。「80回ダービーも勝ったけど、80回のオークスも勝ちました。すごい、うれしい」。実際は80回ダービーは勝っておらず、70回ダービー(03年ネオユニヴァース)で、興奮のあまり勘違いするほどの喜びだった。

3戦3勝無敗で臨んだ大一番。「いろんなことを考えたし、プレッシャーが大きすぎた。馬がどんどん大人になっている。負けたくないという気持ちが強い馬。競馬ではいいことだけど。今日はスタートがうまく出てくれたけど、思ったより後ろの位置取りになった。前残りの馬場なので心配したけど、よく伸びてくれた。負けたことがないんだから、素晴らしい馬です」と目を細めた。

NHKマイルC(アドマイヤマーズ優勝)に続いて春G1・2勝目。「もっとうまくなりたい、もっと勝ちたい。次は来週土曜の1レースを勝ちたいって思う(笑)馬も自分も幸せになりたい」。来週のダービー(G1、芝2400メートル、26日=東京)はアドマイヤジャスタに騎乗する。

ラヴズオンリーユーを管理する矢作芳人調教師は「あらためて、すごい馬だなあと。馬に感謝しかない。スタートはあれでもよく出てくれた方です。1、2コーナーでごちゃつかなかったし、割と落ち着いていてみられた。忘れな草賞もそうだったけど、エンジンがかかるまで時間がかかる。そうだから距離は持つという面もある。2着が多い調教師なので。今日は久しぶりに声が出ましたね」と終始笑みがこぼれた。

2月に細菌が入って脚が腫れたため、春シーズンを休むことも考えたという。「オークスを使うにはフローラSでは駄目。忘れな草賞に間に合って使ったぶんの上積みがあった。それにしてもお兄さんのリアルスティールもこれほどの切れ味はなかった。入厩するまで、これほどの馬になるとは思わなかった。筋肉の質、落ち着きはリアルスティールより上。海外に行って世界を舞台に戦いたい。性格もリスグラシューほど苦労しないからね(笑)」。2018年エリザベス女王杯(リスグラシュー)以来半年ぶり通算6勝目のG1勝利に舌も滑らかだった。

馬連(10)(13)2万5140円、馬単(13)(10)2万8210円、3連複(2)(10)(13)2万8240円、3連単(13)(10)(2)17万9960円。

(注=成績、払戻金などは、必ず主催者のものと照合して下さい)

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