北海道から香港G1制覇へ-。昨年のジャパンCで7着に好走し、NAR(地方競馬)最優秀ターフ馬に輝いたハッピーグリン(牡4、田中淳)が挑む香港のチャンピオンズ&チャターC(G1、芝2400メートル、26日=シャティン)の登録馬が14日までに発表になった。

香港ジョッキークラブは10日に海外からの登録馬3頭、14日に地元の登録馬8頭を発表した(現時点で最大11頭立て)。海外からの登録馬はハッピーグリンの他に南アフリカから2頭。地元の登録馬は昨年の香港ヴァーズ覇者エグザルタントを筆頭に、8頭中6頭がクイーンエリザベス2世Cの出走メンバーとなっている。

チャンピオンズ&チャターCは日本ではあまり知られていないG1競走だが、香港競馬のシーズン終盤に行われる大事なG1であり、例年、少頭数なのが特徴だ。

14、15、16年は8頭立て。17年は7頭立て(昨年の宝塚記念2着馬ワーザーが勝利)。昨年は5頭立てで行われ、逃げたエグザルタントをパキスタンスターが差し切っている。会田裕一オーナーは「エグザルタントは強いですが、チャンスのあるレースだと思います」と好勝負を期待する。道営馬の海外遠征はコスモバルク(06年シンガポール航空国際C優勝など)以来2頭目となる。

ダービー当日であり、日本国内での海外馬券発売はないが、勝てば地方馬初の香港G1制覇という快挙になる。クラウドファンディングで遠征費用の支援をお願いしており、これまでにない挑戦がスタートしている。

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