<柏山自夢・ケイバーメトリクス最終解答:中山12R>

◆中山12R センテリュオの高野師は力強かった。「具合は言うことありません」。そのうえで、鍵がひとつある。「中山2200メートルというのが初めてなので」。

ご安心を。泣く子も黙る【中山・中長距離の鬼】がついている。昨年、武豊騎手の年間最多勝記録を塗り替えたルメール騎手だ。中山の芝2000メートル以上では、騎乗機会7連勝の離れ業を含め【12 5 3 8】の勝率42・9%、複勝率71・4%。全体成績(同27・8%、58・0%)を大きく上回った。単複回収率は順に139%、107%。“ルメール人気”とも称される高い期待を受けながらの黒字計上は、素晴らしいのひと言だ。高野師も「あのトリッキーな中山を手の内に入れているということですよね」と期待をふくらませる。

話を中山2200メートルに戻す。実は、中山芝のなかで最も上がり最速馬が来る条件だ。連対率60・0%、複勝回収率255%(16年~先週まで)。ともに距離別で最高だ。ディープインパクト産駒らしい決定力が武器のセンテリュオ。阪神でも結果を出しており、直線の坂も問題にしない。この条件が、ぴったりはまるはずだ。最高級の◎を託す。単勝(8)。馬連(8)-(3)(11)(6)(2)(5)。

※ケイバーメトリクス 京大卒の理論派・柏山記者が掲げる、回収率を重視したデータ分析の新指標。野球でおなじみのセイバーメトリクスがヒント。

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