<武蔵野S>◇10日=東京◇G3◇ダート1600メートル◇3歳上◇出走16頭◇1着にチャンピオンズC優先出走権

東京得意のサンライズノヴァ(牡4、音無)が、単勝1番人気に応えて鮮やかに差し切った。後方からの競馬になったが、直線で持ち味の末脚を発揮。重賞2勝目を挙げた。12月2日中京のチャンピオンズC(G1、ダート1800メートル)の出走権を獲得。初のG1勝利を目指す。

サンライズノヴァがスパートをかけたとき、逃げたルグランフリソンは7馬身ほど前にいた。残り350メートル。まだ先行勢の勢いに衰えはない。それでも、戸崎騎手は慌てなかった。末脚を信じた。馬もその期待に応え、鋭く伸びる。残り50メートルできっちり捉えると、先頭でゴールを駆け抜けた。

「毎回しっかりと走ってくれる。頭が下がります」と、戸崎は感謝した。昨年の武蔵野Sは前残りの流れに泣き、1番人気12着に大敗。そこからずっとコンビを組み続け、馬の個性を完全に手の内に入れた。脚質的に勝ち切れない時もあったが、その壁を乗り越えて3連勝。「この馬のリズムで走らせて最後に脚を使わせようと思った」。スタートで少し遅れたが不安に感じなかったのは、強烈な末脚があったからだ。

音無師も「今日のスタートはましな方。安心して見ていられた」と笑顔で語った。昨年の雪辱を果たし、次に狙うのはG1制覇。チャンピオンズCを目標に定めた。「1800メートルがどうかだが、今日のようなレースをしてくれれば」。走り慣れた東京から中京に舞台が移るが、磨き上げた末脚は本物。充実してきた今ならチャンスは十分にある。【三上広隆】

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