<府中牝馬S>◇13日=東京◇G2◇芝1800メートル◇3歳上牝◇出走11頭◇1着馬にエリザベス女王杯優先出走権

単勝1番人気のディアドラ(牝4、橋田)が、ゴール前できっちりと差し切った。これでクイーンSに続く重賞連勝で計4勝目。騎乗したC・ルメール騎手(39=フリー)はJRA通算900勝の節目の勝利を飾り、今日14日の秋華賞取りへ大きな弾みをつけた。同馬は12月9日の香港C(G1、芝2000メートル=シャティン)を目標にする。

直線の坂を越えてもディアドラは、まだ先頭には立てない。ルメールが必死に手綱をしごく。先に差し切ったリスグラシュー。そこからが真骨頂だった。ステッキを1発入れる。さらにスピードが上がった。もう2発。ゴール直前、大外から計算されたかのようにきっちりと首差前に出た。馬にとっては重賞連勝、そして騎手にとっては記念すべき900勝を達成した瞬間だった。

「今日彼女はすごくいい仕事をした。900勝を達成できて、うれしいです」。笑顔でルメールが言う。11Rが始まる時点でデムーロも899勝。どらちが先に達成できるか。その勝負にも勝った。「秋華賞へ向けていい弾みになった。(3冠を狙う)アーモンドアイを応援してください」。スタンドから拍手が起きた。

ルメールの記念すべき勝利は、ディアドラの成長力がもたらした。橋田師が言う。「新馬のときからプラス40キロ。使うごとに大きくなり、体がすごく充実してきた」。馬もこれで計4勝目の重賞勝ち。この後は天皇賞・秋にも登録するが、秋の最大目標は12月の香港Cに定めている。「香港の馬場は合うと思う。目標があるので、今回は余裕を残した」。橋田師がそう言うように、ディアドラはまだ強くなる。【三上広隆】

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