松田国英調教師(67)期待のタイムフライヤー(牡2)が、今年からG1に昇格したホープフルS(芝2000メートル、28日=中山)の初代王者を狙う。ここまで4戦2勝、2着2回でパーフェクト連対。JRA・G1・13勝の名伯楽が、13年ベルシャザール(JCダート)以来、4年ぶりのG1制覇へ虎視眈々(たんたん)だ。

 午前9時過ぎ、タイムフライヤーはいつものように坂路を2本、軽快に駆け上がった。2本目のタイムは4ハロン71秒6-15秒7。先週水曜(13日)には4ハロン52秒8-12秒9、16日土曜にも同52秒8-12秒5をマークしており、すこぶる順調な様子だ。松田師は「レース後は何の問題もなく、徐々に良くなってきていますよ」と、穏やかな表情で話した。

 仕上がり途上で迎えた新馬戦では、阪神JFで1番人気(9着)に推されたロックディスタウンの2着に敗れたが、上がり32秒6はロックに次ぐ2番目と非凡な末脚は見せていた。続く未勝利戦を勝ち上がり、萩Sは4馬身差の圧勝。そして迎えた前走・京都2歳Sでは、ゴール目前でグレイルに差されたものの、頭差2着とそのポテンシャルを再認識させた。

 「今年の2歳馬はレベルが高い。底を見せていない馬がワグネリアン、ダノンプレミアムと2頭いるように、層が厚いですからね。この馬はまだまだ緩いし、ちょうどダービーぐらいの頃に筋肉がついて、いい感じになると思いますよ」

 師はフライヤーが本当に良くなるのは先・・・としながらも「ただ、目の前にあるG1は勝ちに行くだけです」と、もちろん自信も示す。JRA重賞57勝(うちG1・13勝)の名伯楽が送り出す切れ者が、2歳馬の初代中距離王へひた走る。【中上博】

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