98年桜花賞などG1を3勝した名牝ファレノプシスが1日、繁殖牝馬として繫養(けいよう)されていた北海道新冠町のノースヒルズで、くも膜下出血のため死んだことが、4日にオーナーサイドから発表された。21歳だった。
同馬は98年に桜花賞と秋華賞の2冠を制し、00年には引退レースのエリザベス女王杯を制した。現役時の通算成績は16戦7勝。重賞は他に98年ローズS(G2)の計4勝。半弟のキズナは13年に日本ダービーを勝っている。
(株)ノースヒルズ代表・前田幸治氏 生産馬として初のG1優勝を成し遂げてくれたファレノプシスが亡くなり、とても寂しく残念に思っています。「胡蝶蘭」という名の通り、母となってからも美しく気品にあふれていました。当歳の産駒(牡、父ハーツクライ)が誕生しておりますので、未来に夢をつないでくれると信じています。これまでの温かなご声援に心より感謝申し上げます。