<英ダービー>◇3日=エプソム◇G1◇芝2410メートル◇3歳◇出走14頭◇1着賞金85万650ポンド(約1億5065万円)

ディープインパクト産駒の最終世代オーギュストロダン(牡、A・オブライエン)が差し切った。ライアン・ムーア騎手(39)を背に10番枠からスタートして、道中は中団の後ろにつけた。直線に入ると馬場の真ん中から末脚をぐんぐんと伸ばし、先に抜け出したキングオブスティールを残り100メートル切った付近で捉えた。近代競馬発祥の地で、大種牡馬ディープの子が歴史的快挙を成し遂げた。

1番人気を裏切って12着に敗れた英2000ギニーからの巻き返しに成功。昨年10月のフューチュリティトロフィーに続くG1・2勝目を挙げ、通算成績を6戦4勝とした。ムーア騎手は「追い出したら、すぐ(進路が)開きました。自信を持って乗れました。私自身、最初にまたがった時から素晴らしい馬だと思っていたし、ダービーを勝つ資格のある馬だと思っていました」と振り返った。

3頭出しのA・オブライエン師は、英ダービー9勝目を手にした。

この日はロンドンのウェンブリースタジアムで、サッカーFA杯決勝のマンチェスターU-マンチェスターCが現地時間の午後3時にキックオフとなったため、例年午後4時30分に設定される英ダービーの発走時間が3時間早くなり、午後1時30分発走となっていた。

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