今週日曜東京メインはマイル王決定戦、安田記念(G1、芝1600メートル、6月4日)が行われる。今年のヴィクトリアMを制したソングライン(牝5、林)は史上3頭目の安田記念連覇に挑む。強敵そろうメンバー相手に、管理する林徹師(44)は挑戦者としての姿勢を崩さない。以下、一問一答。
-追い切りを振り返って
林師 もう、大変いい追い切りだったと思います。
-ウッドコース3頭併せの真ん中、先着しました
林師 ヴィクトリアMの最終追い切りと同じようなイメージで追い切らせていただいた。大変いい動きだったと思います。
-前走時はだいぶハードな調教を積んだ
林師 3週連続戸崎騎手に騎乗していただいて馬の状態もすごく良くなりましたし、競馬の方でも勝たせていただけた。今回も1週前から戸崎騎手にお力添えいただいて、2週連続でお切りに乗っていただいて。感触をつかんでいただきました。
-中2週のローテーションだが
林師 去年もヴィクトリアMから安田記念に向かうにあたって、状態を維持するよりも、さらに状態を上げていこうと。そういうようなテーマを持って取り組んでまいりました。今回も幸いにしてダメージもさほどなく、レース翌週の水曜日からは乗り出すことができましたので、ヴィクトリアMの状態を維持することを主眼に置くのではなく、さらに状態を上げていくことにチャレンジしようと。
-決して緩めるということではなく
林師 今年の安田記念はすごいメンバーですので、挑戦者の気持ちでしっかり状態を上げて、挑んでいきたいと思っていますので、何とか1段上げられないかなとチャレンジしてまいりました。
-アーモンドアイやグランアレグリアは同じローテーションで2着でしたが、そのようなイメージは
林師 自分の馬のことでいっぱいいっぱいですので、そういったことを考える余裕がないというか。今年の相手にいい勝負をするためにはどうしたら良いかを考えることでいっぱいいっぱいですので。そのようなことを考える余裕はございません。
-勝てば連覇
林師 それを意識する余裕がないくらい、今年の安田記念のメンバーはものすごい。挑戦者の立場で、どれだけ立ち向かっていけるか。その1点を考えています。
-表情をみると自信を感じられる
林師 今年のサウジも自信を持っていったが、ああいう結果に(10着)。ものすごく責任を痛感しておりますし、またそういったことが次へのチャレンジになるというか。常に勝ち続けてきたというよりは、勝ったり負けたりの戦績の中で、やはり改善しなければいけない点というのがたくさん見えてきましたし、ソングライン号に勉強をたくさんさせてもらいました。
-連覇に向けて期待も大きい
林師 ソングライン号も本当に強い馬だと思っていますので、タイトルをなんとかもうひとつ取らせてあげたいなと。そこに向けて頑張りたいなと思っています。
-ファンへ向けてメッセージを
林師 セントウルS、サウジの方は期待に沿える結果ではなかったので、ヴィクトリアマイルを勝つことが出来て恩返しが出来たのかなと思います。引き続き応援いただけたらこんなに心強いことはありません。引き続き、応援お願い致します。