香港のビッグスリー対決となった日曜(1月29日)のG1スチュワーズC(シャティン、芝1600メートル)は、年長の王者ゴールデンシックスティ(せん8、父メダリアドーロ)が、3番手追走から先行する2頭の間を割って優勝。同馬が持つ香港最多勝記録(23勝)と獲得賞金レコード(1億2969万香港ドル=約21億9700円)を塗り替えました。

G1香港カップの覇者で人気になったロマンチックウォリアー(せん5、父アクラメイション)は久々のマイル戦のせいか、2番手から伸び切れず1馬身差の2着。前走のG1香港マイルでゴールデンシックスティ(2着)を破ったカリフォルニアスパングル(せん5、父スタースパングルドバナー)はゲートで立ち遅れた不利が響き、途中から先頭に立ったものの踏ん張り切れず2着ロマンチックウォリアーに1/4馬身差の3着に終わりました。

予想通りの3強決着で3連複は1・4倍の銀行馬券。一方、馬単は2番人気、1番人気の決着となって5・5倍の好配当となりました。

伸び盛りの5歳馬をねじ伏せて王者の威厳を保ったゴールデンシックスティのフランシス・ルイ調教師は、レース後の馬の様子を見ながらと前置きしながら改めて「ゴールデンシックスティとともに海外に行きたい」とアピール。

その大目標はG1安田記念(6月4日、東京、芝1600メートル)に変わりはなく、その前段としてロマンチックウォリアーも参戦を予定する2月26日のG1香港ゴールドC(シャティン、芝2000メートル)から3月25日のG1ドバイターフ(メイダン、芝1800メートル)への転戦、あるいは、このどちらかをステップにしての日本遠征を明らかにしています。【ターフライター・奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)

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