<勝島王冠>◇8日=大井◇S2◇ダート1800メートル◇3歳上◇出走16頭◇1着賞金 2200万円◇1着馬に東京大賞典優先出走権

重賞勝ち馬12頭が顔をそろえたハイレベルな一戦は、8番人気のライトウォーリアが快勝、10月の埼玉新聞栄冠賞(S3)に続き重賞連勝を果たした。矢野貴之騎手(38)、内田勝義師(67)とも、このレースは初優勝。

大外枠からのスタートながら、向正面入り口で3番手に付け、好位をキープ。3、4角半ばから前を行くアランバローズを射程圏にとらえ、直線に入るやすぐさまこれをかわした。これで今年10個目の重賞を手にした鞍上は「途中でちょっと掛かったけれど、気分よく走ってくれた」と振り返る。

「ためて切れる馬ではない」と相棒の特色を頭に入れて、早めに動く競馬が功を奏した。「力通りの強い競馬。これは自信になる」と矢野。暮れの大一番、東京大賞典(G1、2000メートル、29日=大井)の優先出走権を手に入れ、大きく未来も開けた。

ライトウォーリア▽父 マジェスティックウォリアー▽母 スペクトロライト(ディープインパクト)▽牡5▽馬主 (有)キャロットファーム▽調教師 内田勝義(川崎)▽生産者 ノーザンファーム(北海道安平町)▽戦績 22戦7勝(うち中央17戦5勝)▽総収得賞金 1億1659万9000円(うち中央8167万9000円)▽主な勝ち鞍 22年埼玉新聞栄冠賞(S3)▽馬名の由来 光の戦士

●勝負服

<リンゾウチャネル=2着>安藤騎手 掛かるイメージだったけど、そんなことはなかった。直線に向いて勝てるかと思った。何かかみ合えば勝てるチャンスはあると思う。

<カジノフォンテン=3着>御神本騎手 この馬のマックスを知らないけど、状態はよかった。今日のところはほぼ満点に近い内容だと思う。もうちょっと乗り方を研究したい。

<ギガキング=4着>和田騎手 スタートを決めて前でキープできた。促して反応してくれて、直線でも勝負根性を見せて頑張ってくれた。右回りは大丈夫。

<スワーヴアラミス=5着>真島騎手 手応えはすごくよかった。59キロでもよく頑張っている。まだやれると思う。

<アランバローズ=11着>笹川騎手 息を入れようと思った段階でプレッシャーをかけられて難しい競馬になった。結果的に外枠の方がよかったかな。

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