菊花賞馬アスクビクターモア(牡3、田村)が有馬記念(G1、芝2500メートル、25日=中山)への参戦を見送ることになった。1日、管理する田村師が発表した。

「結論は有馬記念に出走しないことになりました。今年は6回レースを使って、3勝してくれました。皐月賞で5着、ダービーで3着に好走し、ダービーと菊花賞の2戦はレコード決着でした。非常にタフな競馬をしてきたし、6戦ともすべていい状態で出走できて、素晴らしい結果を残してくれたと思います。なかなか1年を通して、これだけ走れないし、文句のつけようがないシーズンでした。有馬記念のファン投票(第1回中間発表)が5位でファンの期待も大きかったので、オーナー(広崎利洋氏)も熟慮されていましたが、ここを使って春に向かうのか、休養期間に充てるのかを考えて決断されました。オーナーからのゴーサインが出れば入厩する準備はできていましたが、休ませた方が馬のためになるのではと考えた結果だと思います。来年の春の大舞台に向けて、充電期間とすることになりました。競馬界を盛り上げるために有馬記念に出したいと思う気持ちもあるとは思いますが、今年1年、本当に頑張ってくれて、(休養という)ご褒美をあげてもいいのではないかと思います。自己条件の一戦をのぞけば、G1、G2だけを走ってきて、1年半も使いっぱなしになってしまうし、ここしか休むところがないと思います。来年の上半期は外国に行くという選択肢はないので、京都の長いところ、天皇賞・春になるのか、阪神の中距離、大阪杯になるのか、それが決まってから前哨戦をどうするのかを考えていきます。発表が遅くなって申し訳ありませんでしたが、馬のことを考えて決断したことなので、皆さまのご理解をいただいて、またこれから応援していただければと思います」。

同馬は3月の弥生賞ディープインパクト記念で重賞初制覇を果たし、皐月賞5着、ダービー3着と好走。3冠最終戦は早め先頭から押し切る積極的な競馬を演じ、コースレコードでG1初制覇を果たした。レース後は宮城県にある社台ファームの山元トレセンで調整されてきた。ファン投票の第1回中間発表で5位の9万3233票を集める人気馬。来シーズンに備えることになった。

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