<クイーン賞>◇11月30日=船橋◇Jpn3◇ダート1800メートル◇3歳上牝◇出走14頭◇1着賞金2500万円◇1、2着馬(地方所属馬に限る)にTCK女王盃、1着馬(地方所属馬に限る)にエンプレス杯の優先出走権

3番人気のテリオスベル(牝5、田島)が押し切り勝ちを収め、待望の重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは1分54秒4(やや重)。江田照男騎手(50)、田島俊明調教師(48)ともクイーン賞は初制覇となった。

大外枠のスタートから鞍上が前へ前へと促す。1角から2角にかけてさらにポジションを上げ、先手を取り切った。「持久力のある馬なので信じて乗りました」と江田照騎手。勝負どころで後続が進出を図るも、差を詰めさせない。最後はグランブリッジに2馬身差でゴールした。

ダートグレード競走初参戦の4走前から2、3、2、6着。惜敗もあったが、コンビで1つ、勲章をつかんだ。「関係者とテリオスベルに感謝です」。そう話した鞍上は「いい年ですが(笑い)、負けないように」と、冗談も交えつつ船橋のファンに応えていた。【渡辺嘉朗】

◆テリオスベル▽父 キズナ▽母 アーリースプリング(クロフネ)▽牝5▽馬主 鈴木美江子▽調教師 田島俊明(美浦)▽生産者 野坂牧場(北海道新ひだか町)▽戦績 28戦6勝(うち地方5戦1勝)▽総収得賞金 1億2778万円(うち地方5216万円)▽馬名の由来 願いをかなえる(古代ギリシャ語)+鈴

<グランブリッジ=2着>福永騎手 前を見ながらいい流れになったと思ったけど、勝ち馬が強かった。最後は伸びているけど、前が止まらなかった。

<ショウナンナデシコ=3着>吉田隼騎手 スタートもよく、流れに乗って勝ち馬についていったけど、途中で動けなくなってしまった。春先に比べると頑張り切っていない感じ。

<ホウオウピースフル=4着>丸田騎手 淡々と流れるペースが最近なかったので、少し戸惑ったのかもしれない。

<リネンファッション=5着>酒井忍騎手 まくられずに行ければもうちょっと違ったかな。力があるから、自分のペースで競馬できれば、もっといい結果が出せると思う。

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