JRA、NAR(地方競馬全国協会)、地方競馬の各主催者が28日、都内で「全日本的なダート競走の体系整備」について記者会見を行い、今年6月に発表された24年から始まる3歳ダート3冠競走の前哨戦などの詳細について説明を行った。

3冠競走の初戦となる羽田盃(Jpn1、1800メートル)の前哨戦には雲取賞(Jpn3、1800メートル)、京浜盃(Jpn2、1700メートル)が設定された。フルゲート16頭に対してJRA所属馬は3頭が出走可能となる。各競走で5着以内に入った上位2頭ずつに優先出走権が付与される。雲取賞、京浜盃へのステップレースとしてブルーバードC(1800メートル)もJpn3に格上げされ、こちらはフルゲート14頭に対してJRA所属馬が3頭が出走可能。

1着賞金が1億円に増額される東京ダービー(Jpn1、2000メートル)の前哨戦にはJRAからG3ユニコーンSが距離、開催時期の条件を見直して姿を変えることとなった。2着以内の上位1頭に優先出走権が与えられる。また、1冠目の羽田盃で5着以内に入った上位3頭が優先出走権を得る。春2冠はフルゲート16頭に対して、4頭のJRA所属馬が出走可能となる見通し。

3冠最終戦となるジャパンダートダービーは、ジャパンダートクラシック(Jpn1、2000メートル)に改称され、7月から10月上旬に移設される。JRAのレパードS(G3、1800メートル)、不来方賞(Jpn2、2000メートル)の各1着馬に優先出走権が与えられることになった。ジャパンダートクラシックにはフルゲート16頭に対してJRA所属馬は7頭を予定。前哨戦の不来方賞にはフルゲート16頭に対して5頭のJRA所属馬が出走可能となる見込み。

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