<京阪杯>◇27日=阪神◇G3◇3歳上◇芝1200メートル◇出走16頭

3歳の新星トウシンマカオ(牡、高柳瑞)が重賞初制覇を果たした。鮫島克駿騎手(26)の自信満々の騎乗に導かれ、先行して最速の上がり33秒0で完勝。堂々と1番人気に応えた。

今後は来春の高松宮記念(G1、芝1200メートル、3月26日=中京)を大目標にする。

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観客席を向いて左手のステッキをかざす。ゴール時の鮫島駿騎手の所作が、1馬身1/4差以上の完勝を物語っていた。先行して上がり最速。直線入り口ではスパートを待つ余裕もあった。

「Bコース替わりで土日とも内や前の馬が止まらない芝状態が続いていて、枠(14番)はもう少し内が欲しいと思ったけど、それをリカバーできるスタートダッシュと位置をとれる力があって問題なかった。本当に完勝だったと思います」

確信があった。初騎乗の前走オパールSを差し切り、能力と適性を実感。1週前追い切りでは美浦まで駆けつけた。「非常に状態が良く、ものすごく自信があって『負けられない』と思った」と自身を奮い立たせて臨んでいた。

距離短縮が素質を開花させた。高柳瑞師は「1200メートルが一番いいとは思っていたけど、春は(G1のある)マイルに照準を向けていたので。それがあるから今があるのかも」と振り返る。夏から満を持してスプリント戦線へ転向。重賞ウイナー8頭を蹴散らしての初タイトル獲得で、いよいよ頂点が見えてきた。今後は父ビッグアーサーも制した高松宮記念を大目標にする。若き人馬に足りないのは、もはやG1の勲章だけ。26歳と3歳馬が短距離王へ猛進する。【太田尚樹】

◆トウシンマカオ ▽父 ビッグアーサー▽母 ユキノマーメイド(スペシャルウィーク)▽牡3▽馬主 (株)サトー▽調教師 高柳瑞樹(美浦)▽生産者 服部牧場(北海道新ひだか町)▽戦績 9戦4勝▽総収得賞金 1億1984万1000円▽馬名の由来 冠名+地名

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