凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月2日=パリロンシャン)に出走するG1・3勝馬タイトルホルダー(牡4、栗田)の陣営が「ZOOM」による共同会見に出席。栗田徹師(44)、主戦の横山和生騎手(29)が、直近の成長度合い、凱旋門賞参戦の経緯、フランスでの調整、レース展望など35分に渡って語り尽くした。

-この1年間が飛躍の年になった。距離延長で開眼した感がある

栗田師 今年になってからいい競馬をしてくれています。この馬の成長力といいますか、体力的にも成長していて、また長所のスピードが持続するスタミナのあるところが確立されました。

-いつ凱旋門賞にチャレンジしようと思ったか

栗田師 その点に関しては菊花賞を勝った後に「いつかは行きたいね」と夢のような話をしていた。天皇賞・春を勝って現実味を帯びてきて、宝塚記念で2200メートルの距離を勝ち、オーナーとも種牡馬としての価値を高めたいということで決まりました。

-前哨戦に使わなかった理由は

栗田師 オーナーからの要望もありましたし、短期間で2回使うことは馬に対して良くないという思いと、久々でもしっかり走り切ってくれる子なので、ある程度走るベースをつくれば、休み明けでも問題ないと思っていたので、そういう選択をしました。

-タイトルホルダーの特徴

横山和騎手 ゲートセンスの良さが第一に挙げられると思います。

-今年20頭の出走が予定されている。ゲートの心配など

横山和騎手 与えられた番号(枠順)で頑張ります。

-一番気をつけないといけない馬は

横山和騎手 凱旋門賞という素晴らしいレースで、一緒に出走する全ての馬が素晴らしいので、その馬たちとレースができるのはとてもうれしく思います。ただ、僕はタイトルホルダーのことだけを見るつもりです。

-今朝の追い切りについて

栗田師 コワイラフォレのコースで小林智厩舎の誘導馬2頭を前に置いて、後ろから併せにいく形で、我慢しながらの追い切りでした。馬場の感触だったり、馬のコンディションをジョッキーにつかんでもらって、いい追い切りができたんじゃないかと思います。

横山和騎手 前に2頭を置いて、それらを見ながら僕とタイトルホルダーのリズムだったり、精神状態を見ながらの追い切りとなりました。結構、昨日の夜なんかは雨も降りまして、でも今日の追い切りの馬場に関しては気にするところはないと思いますが、馬場も競馬場も違いますからね。追い切りに関しては競馬に向けていいイメージがとれる調教になったので、すごく良かったですね。

-先行している競馬が多い凱旋門賞でさらに前にいく馬がいたらどうするか

横山和騎手 それはタイトルホルダーに聞いてみたいですね。いつも先行する形で競馬をしていますが、その先はタイトルホルダーのリズム、ペースになると思うので。その時になってみないとわからないというのが本音です。

-横山和騎手は15日にはパリロンシャンで騎乗した。その経験を誰かと共有したり、また自身はどのように感じたか

横山和騎手 今年の夏に(先輩騎手の)大野拓弥さんがフランスに行っていましたので、そういう話はたくさんさせていただきました。自分が乗ったことも、凱旋門賞とかではなく横山和生のジョッキー人生として素晴らしい経験になりました。こういった環境を用意してくださった方々に本当に感謝しています。

-凱旋門賞制覇は日本競馬界の悲願とされている。勝つことができたら、どうなるか

栗田師 そのときになってみないとわからないですが、昔から日本の名だたる名馬が挑戦して勝てないレースだと見ていましたし、感じていました。そんな舞台に自分の管理馬が出走するのは夢のようなんですけど、馬の状態をしっかり見極めて凱旋門賞に連れて行きたい。結果は後からついてくると思っているので、やってみないとわからないです。昔からもうちょっとのところまできて勝てない年もあったり、毎年日本の馬のことを(ファンが)応援してくれているのですが・・・、難しいですね。本当に喜んでくれるんだと思います。

-レース前に験担ぎなど、習慣的にやっていることは

栗田師 なにもないですね。

横山和騎手 僕は家の掃除とかをしていましたね。

-最終追い切りを終えて、宝塚記念と状態面を比較してほしい

栗田師 数字で示すのは難しいですが、日本とフランスの違いはありますし、ここにきてタイトルホルダー自身が1週ごとに落ち着いてきましたし、環境にも慣れている様子で競馬に向けて調子も上がっているように見えますので、そういう意味ではいい調子できています。

-最終追い切りの隊列、ペースなどはどうだったか

栗田師 前半は本当にゆっくりめで進んで。6ハロン、5ハロンくらいから15秒、14秒くらいのイメージで行ってもらって、小林先生に先導してもらって、その後に直線に向いてもまだ800メートルくらいあるので、まだ我慢しながら馬体は並んでいる形でした。最後は2頭で併入という形で。無理だけはしたくなかったので、いつもの当該週の追い切りのイメージです。1頭は遅れて入りました。

-横山和騎手にとって凱旋門賞とは。また、タイトルホルダーと臨む凱旋門賞について伺いたい

横山和騎手 2、3年前からの成績からは現実味のないくらいのことなので、そういう舞台に挑戦できるのは幸せです。タイトルホルダーと一緒に走るレースはどのレースもすごく楽しみにしているので、今回もすごく楽しみにしています。

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