<オールカマー:追い切り>

オールカマー(G2、芝2200メートル、25日=中山、1着馬に天皇賞・秋優先出走権)の追い切りが22日に東西トレセンで行われた。骨折による9カ月の休養から復帰するソーヴァリアント(牡4、大竹)が美浦ウッドで骨折明けの不安を一掃する動きを披露した。

骨折などどこ吹く風。2月9日に右第3中足骨骨折が発表され長期休養していたソーヴァリアントが、オールカマーの最終追い切りを消化した。美浦ウッド6ハロンで併せ馬。外ロジペルレスト(古馬オープン)を9馬身追走から2馬身先着。2角付近では僚馬の後ろに取りつき、直線では並ぶ間もなく圧倒した。時計は83秒5-11秒6(馬なり)。反応速度は抜群。筋骨隆々の脚から繰り出される力強いフットワークが印象的だった。

動きを見守った大竹師は「手綱を緩めたらどれくらい伸びるかの確認だけでした。反応は良かったですね。状態は極めて健康。脚元も大丈夫」と合格点を与えた。

中山2200メートルは【1 2 0 0】と好相性だが、師にとっては悔しさもある舞台。昨年9月のセントライト記念は好位から進めてアサマノイタズラに首差差された。「前が厳しい競馬だったけど、それでも勝ってほしかった」と師は胸中を明かした。評価の厳しさは期待の裏返し。それほど力量を見込んでいる。

今回は骨折明けの上に、20年3冠牝馬デアリングタクト、天皇賞・春3着テーオーロイヤルなど強豪ぞろい。決して低くはない壁だ。しかしあえてここにぶつけた。師は「メンバーは強いし、かなり休んでの復帰戦ですからね。これからのものさしになる一戦だと思います。内容次第で天皇賞・秋も」と含ませる。今後G1を見据えるためにも、力の入る一戦。どんな競馬をするのか、楽しみでならない。【舟元祐二】

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