<神戸新聞杯:追い切り>

菊花賞トライアル神戸新聞杯(G2、芝2200メートル、25日=中京、3着までに優先出走権)の木曜追いが22日、栗東トレセンで行われた。ダービー5着馬プラダリア(牡、池添学)は、池添騎手を背に最終調整。青葉賞に続く重賞2勝目でG1舞台に勢いをつける。

雨がぱらついた朝6時、青いバンデージをつけたプラダリアがCウッドをリズムよく駆け抜けた。外ラチ側を強めに追われて6ハロン83秒6-11秒7。菊の前哨戦に向けて態勢は整ったか・・・と思いきや、追い切りにまたがった池添騎手は「もうちょっとピリっとしてくれるかと。休み明けの感じがあります。気持ちの部分が戦闘モードに入っていない」と辛口だった。

評価が厳しくなるのは、この先の大舞台を見据えているからこそ。1月にデビューし、4戦目の青葉賞を快勝。続くダービーも5着と健闘した。「春の実績から秋は期待している馬ですし、その中でも格好はつけてほしいと思います。菊花賞に向かう上で重要なレースになりますのでね」と池添騎手。この日もラストはしっかり脚を使っており、弟の池添学師は「時計的には力を出せる仕上がり」と話す。

「体もひと回り大きくなり、落ちついて大人になった。(追い切りから)上がってきても息も乱れていませんでした」と師。状態に憂いはない。菊の舞台の頂点を目指し、まずはこの一戦で白星をつかむ。【下村琴葉】

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