<愛セントレジャー>◇11日=カラ(アイルランド)◇G1◇芝2800メートル◇3歳上◇出走11頭

古馬に開放されているアイルランドのクラシック最終戦、愛セントレジャーはキプリオス(牡4、A・オブライエン、父ガリレオ)が断然人気に応えた。鞍上はライアン・ムーアで勝ちタイムは3分4秒67。19、20年の愛セントレジャーを連覇した全姉サーチフォーアソングとの姉弟制覇となった。

2歳シーズン、3歳シーズンはそれぞれ2戦しただけで4戦2勝の成績だったが、今年は5戦無敗。4月にリステッドを勝った後、今季2戦目のG3レヴモスSを14馬身差で圧勝。そこから英ゴールドカップ、グッドウッドカップ、愛セントレジャーとG1・3連勝を果たした。半兄が15年のプリンスオブウェールズSを制したフリーイーグル、全姉がサーチフォーアソングという良血馬が長距離砲として完全に覚醒した。

次走については英チャンピオンズ・ロングディスタンスC(G2、芝3200メートル、10月15日=アスコット)が有力視されているが、エイダン・オブライエン師はレース後、凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月2日=パリロンシャン)へ参戦する可能性を否定せず、「レーシングTV」電子版は「キプリオスの選択肢に凱旋門賞」という見出しで伝えている。オブライエン師は凱旋門賞について問われると、「今後の馬の様子を見て、馬場がどうなるかを見て、考えたいです。彼はまだ4歳で、ステイヤーとしては若いです。今日も全然本気で走っていません」とコメントしている。ブックメーカー大手の「パディーパワー」は凱旋門賞へ向けたキプリオスの単勝前売りオッズを17倍に設定。「ウィリアムヒル」は34倍から26倍へ評価を上げている。

  1. お得な新入会プラン登場! 競馬情報サイト【極ウマ・プレミアム】
  2. 競馬予想に【ニッカンAI予想アプリ】