<札幌記念:追い切り>

“赤”も怖いぞ。白毛競演が注目される札幌記念(G2、芝2000メートル、21日)で重賞3勝目を狙うレッドガラン(牡7、安田隆)が18日、函館競馬場の芝コースで追い切られた。強豪相手でも中山金杯、新潟大賞典Vの今年の充実ぶりは侮れない。

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動きから好調ぶりが伝わってきた。レッドガランは函館競馬場の芝コースを単走で追われた。斎藤騎手(レースは岩田康騎手)が仕掛けるとギアが上がりぐっと加速し、5ハロン66秒2-11秒7をマークした。しなやかなフォームでフットワークは軽快。岩崎助手は「いい動きをしている。年齢を感じさせない」と満足そうだった。

7歳にして“ブレーク”している。1月の日刊スポーツ賞中山金杯で重賞初制覇。厩舎重賞50勝のメモリアル勝利を飾った。前走の新潟大賞典では重賞2勝目。トップハンデ57・5キロを背負いながら、直線の激しいたたき合いを制した。「ロードカナロア産駒は奥手が多いイメージ。この子もそのタイプだと思う」。今が充実期と言っていい。

暑さを避け7月24日に函館に入厩した。体調はすこぶるいい。「7歳だけど全然若い。競馬が上手で自在性がある。パワーもあるので洋芝も苦にしない。G1馬にひと泡吹かせられるよう頑張りたい」と同助手は話していた。「スーパーG2」で“ダークホース”になるか。【網孝広】

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