願いがかないますように--。日曜福島メインは夏の名物ハンデ重賞で、サマー2000シリーズ第1戦の七夕賞(G3、芝2000メートル、10日)が行われる。開業3年目の小手川準(ひとし)調教師(50)は、管理馬のヒュミドール(せん6)で自身17度目のJRA重賞に挑戦。待望のタイトル奪取を目指す。

人々が短冊に思いを込める七夕にちなんだ一戦は、小手川師とヒュミドールの悲願成就に絶好の舞台だ。同馬は全4勝のうち小回りの福島、小倉で1勝ずつをマーク。両競馬場の重賞では2着が計2回ある。師は「小回りは得意ですし、舞台は問題ないですね」と適性の高さに自信を見せる。

前走で1つの夢をかなえた。大阪杯で厩舎初のG1挑戦。壁は高く、高速戦にのまれて15着に敗れた。師は「こてんぱんにやられましたね」と苦笑いを浮かべるが、どこか充実感も漂わせる。レース後は放牧へ。「ダメージもあったので1回リセットしました。バランスの崩れやすい馬でしたが、今は問題ないですね」と心身ともにリフレッシュできた。

1週前追い切りは美浦ウッドで2頭併せ。5ハロン65秒8-11秒6(馬なり)の好時計でパートナーに併入した。「さすがオープン馬。やれば思った以上に時計が出ましたね」とうなずく。同馬は武幸四郎厩舎から20年春に転厩。同年12月のステイヤーズS(5着)で初めて出走した重賞は、今回で11度目の挑戦になる。「この馬と出会えたことは奇跡」と師の思い入れも強いヒュミドールが、夏のみちのくで念願の白星をつかむ。【桑原幹久】

◆小手川師のJRA重賞 開業した20年の5月にレアリザトゥールで臨んだ青葉賞(16着)が最初。これまでのべ5頭で16回出走。ヒュミドールの21年小倉記念と同年福島記念、ニシノラブウインクの22年フラワーCと3回の2着が最高成績。今年は大阪杯でG1初挑戦を果たし、ニシノラブウインクをオークス(8着)に送り出しクラシックに初参戦した。

◆22年サマー2000シリーズ日程 すべて芝2000メートルで行われ、10日の七夕賞(G3)を皮切りに17日函館記念(G3)、8月14日小倉記念(G3)、同21日札幌記念(G2)、9月4日新潟記念(G3)の全5戦。

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