<CBC賞>◇3日=小倉◇G3◇芝1200メートル◇3歳上◇出走17頭

ルーキー今村聖奈騎手(18=寺島)が、24年ぶり史上4人目の「ルーキー重賞初騎乗初勝利」を果たした。父で元JRAジョッキーの康成調教助手(43=飯田祐厩舎所属)は、自宅で観戦し一家総出で力を届けた。レース後は喜びと周囲への感謝を語り、今後のさらなる活躍へメッセージも送った。

娘の活躍を、元JRAジョッキーの父康成氏は自宅から見届けた。「本人には何も迷いがなく、馬の力を信じて騎乗していたのかなと思います。うまく乗っていたと思いますよ」。一家勢ぞろいでテレビの前に集合。長女にパワーを届けた。「家族総出で見ていました。ゴール前は盛り上がりましたね。皆さんに応援していただいて、皆さんにチャンスをいただけているおかげだと思います」。感謝の言葉は尽きなかった。

聖奈騎手は小さい頃から、父の仕事場に通うのが好きだった。乗馬苑に通い始めたのは小学5年。中学生になると、ジョッキーになりたい思いを父に打ち明けた。

康成氏 本人の『馬の世界で働きたい』という意志がすごく強かった。『そんな甘い世界じゃないよ。なかなか厳しい世界』だとは伝えましたが、それでも『私はなりたい』と言っていました。

本人の努力のかいもあり、JRA現役4人目の女性ジョッキーとなった。デビュー約4カ月でJRA通算19勝。勢いそのままに、初騎乗で重賞も制した。「本人も小さい頃から小倉に行ってて、思い出の地でこのようなビッグタイトルが取れたので喜んでいると思いますよ」。父は思いを巡らせた。

デビュー1カ月がたった頃、聖奈騎手へ父について聞くと「一生超えられない」と率直な思いを口にした。康成氏は12年12月に引退するまで、約16年の現役生活でJRA通算1073戦45勝、重賞1勝(01年J・G1中山大障害=ユウフヨウホウ)の成績を残した。父は娘に「これから依頼を受ける馬もそれぞれ違うと思います。依頼に応えられるような騎乗をして、ファンの皆さんを喜ばせるような競馬を提供できるように頑張ってほしいです」。娘の快進撃を、これからも陰で支えていく。【栗東取材班】

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