<追い斬り激論:CBC賞>

実績馬か? 軽ハンデか? 夏コク開幕週のメイン、サマースプリントシリーズ第2戦・CBC賞(G3、芝1200メートル、7月3日=小倉)の追い切りが29日、栗東で行われた。「追い斬り激論」ではルーキー下村琴葉(ことは)記者が“初陣”。昨年の覇者ファストフォース(牡6、西村)を推した。対する大阪日刊の太田尚樹記者はハンデ49キロのアネゴハダ(牝3、佐々木)をプッシュした。

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太田 新人騎手2人が重賞初騎乗のレースでルーキー記者が激論デビューか。

ことは 今週からメインレースの印も打ちます。よろしくお願いします。

太田 ほな、さっそく、良く見えた馬を聞こか。

ことは 去年レコード勝ちのファストフォースを推します。先週に力強い走りで坂路4ハロン50秒7-11秒9をマークして、併走馬のレジェーロに8馬身も先着しました。今週は輸送も考慮して同54秒5-12秒6と微調整程度ですが、2週続けて乗った松山騎手は「状態は良さそうで、動ける状態にあると思います。パワーアップしているので、前々で自分のレースができれば」と好感触でした。

太田 最近は行きっぷりが良くないし、ハンデも去年より4キロ増の56キロやで?

ことは 前走は9着とはいえG1で0秒3差なら悪くないと思います。梛木助手も「逃げこそできなかったけど、勝ち馬と差のない競馬ができた」と評価していました。JRA17戦で【3 3 1 10】ですが、その6連対すべてが7~8月という“夏男”。開幕週の馬場もピッタリで楽しみです。

太田 初登場にしては上出来やけど、入社21年目が新人には負けられん。俺は兄貴肌ならぬアネゴハダや。坂路4ハロン53秒3-12秒1。反応の良さと回転の速い走りが目についた。佐々木師が「ちょうどいい時計。先週も(藤懸騎手が)52秒ぐらいのつもりで乗って50秒9が出た。乗った感じより速いのは走る馬の特長だから」と言うように、重賞で勝ち負けできる素質はある。しかも49キロや。

ことは ちょっと気になったんですが、ハンデ40キロ台は最近10年で5頭が出走して7着(19年コパノディール=49キロ)が最高です。

太田 うっ、なかなか鋭い突っ込みやないか。でも、ファストフォースとは7キロ差。体重が10分の1として人間に換算すると、350ミリリットルの缶ジュース2本分やからな。この差はでかい・・・ってことは?

ことは ・・・?

太田 後輩にボケを理解されんようでは、俺もまだまだ精進が足りんわ・・・。

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