<宝塚記念:追い切り>

年度代表馬が完全復活だ。上半期のG1戦を締めくくる宝塚記念(芝2200メートル、阪神=26日)の追い切りが22日に行われ、エフフォーリア(牡4、鹿戸)が美浦ウッドコースで豪快な動きを披露した。初ブリンカーの効果もあり、1週前追い切りとは反応が一変した。

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切り札効果で変身した。エフフォーリアの顔には初めて浅めのブリンカーが装着されていた。外トロワエスポワール(古馬1勝クラス)、内マッチレスノヴェル(古馬2勝クラス)との併せ馬。隊列の真ん中で横山武騎手ははじける手応えを抑えさせつつ、外に2馬身、内に半馬身先着した。押して、押して反応を促した1週前とは見違える動きだった。

横山武騎手は「1週前とは明らかに馬のうなり方が変わっていました。久々に4角まで手綱を抱えながら回ってこられて、やっとエフフォーリアらしさが見られました」と走りの変化を感じ取った。ゴール前で仕掛けた大阪杯9着時の最終追い切りとも違う、馬なりでの鋭さ。6ハロン85秒0-11秒1は復活を予感させる加速だ。「(前走は)あんなものじゃないですし、一番強いのは僕が一番知っているので」。鞍上の評価もガラリ一変した。

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