昨年の英ダービー馬アダイヤー(牡4、C・アップルビー、父フランケル)がロイヤルアスコット開催(英国)のプリンスオブウェールズS(G1、芝1990メートル、6月15日)に参戦する予定であることが分かった。同馬を所有する「ゴドルフィン」の公式ホームページで、チャーリー・アップルビー師が明らかにした。

アダイヤーは昨年、01年ガリレオ以来20年ぶりとなる英ダービーとキングジョージ6世&クイーンエリザベスSの同一年制覇を達成。秋は凱旋門賞4着、英チャンピオンS5着でシーズンを終えていた。今シーズンは当初、英ダービー前日の古馬G1コロネーションC(芝2410メートル、6月3日=エプソム)で始動する予定だったが、軽いケガがあったため、目標をプリンスオブウェールズSに変更したとアップルビー師は説明している。

プリンスオブウェールズSには日本のダービー馬で3月のドバイシーマCを制したシャフリヤール(牡4、藤原英)が出走予定で、同世代の日英ダービー馬が激突することになる。大手ブックメーカーの「ウィリアムヒル」社は2頭の単勝前売りオッズを横並びの1番人気で4・0倍に設定している(19日時点)。

過去にも同世代の日本ダービー馬と英国ダービー馬は一緒に走ったことがある。99年のジャパンCでは前年の日本ダービー馬スペシャルウィーク(1着)と前年の英国ダービー馬ハイライズ(3着)が対戦。13年にフランスで行われたG2ニエル賞では同年のダービー馬キズナと英ダービー馬ルーラーオブザワールドが激突し、キズナが短頭差で勝利。続く凱旋門賞でもキズナ(4着)がルーラーオブザワールド(7着)に先着している。16年の凱旋門賞では同年のダービー馬マカヒキ(14着)と英ダービー馬ハーザンド(9着)がともに走っている。

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